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2018.7.2(月)「第1回 ホロス2050未来宣言〜IT25・50キックオフ会」開催

「MEMEXing(記憶を拡張する)」ACTION 1 インターネット商用化25周年・The DEMO 50周年記念

ホロス2050未来宣言〜IT25・50キックオフ会

温故知新 アーカイブ&ディスカッション プロジェクト これまでの歴史を振り返り、これからの“未来社会”を考える

 2018年7月2日(月)19:00より御茶ノ水デジタルハリウッド大学において、これまでの歴史を振り返り、これからの“未来社会”を考える「第1回 ホロス2050未来宣言〜IT25・50キックオフ会」を開催します。
今年、2018年は、1993年にマーク・アンドリーセンがNCSA Mosaicを発明し、ブラウザベースの商用インターネットがスタートしてから25年目となります。また、1968年12月9日(米国時間)にダグラス・エンゲルバートがマウスでコンピュータを操作できることを示し、パーソナルコンピュータとインターネットが大躍進するきっかけとなった有名な「The DEMO/The Mother of All Demos」を行ってから50年目となります。
しかしながら、現在インターネット上には、こうしたインターネット商用化25年・The DEMO 50年の歴史について、誰もがわかりやすく振り返ることができ、そこからみんなでこれからの“未来社会”を考えることができるコンテンツやサービスが存在しません。
そこで、これから半年間、ITの25年史・50年史(+政治・経済・文化史)をみんなでアーカイブ&ディスカッションする「IT25・50」プロジェクトを展開し、2018年12月10日(月)(日本時間)、みんなでThe DEMO 50周年をお祝いするとともに、「T25・50」プロジェクトの成果を世界中の人々と共有するイベント「IT25・50バルスの会」を開催したいと思います。
この「IT25・50」プロジェクトの開始にあたり、2018年7月2日(月)19:00より、御茶ノ水デジタルハリウッド大学において、「ホロス2050未来宣言〜IT25・50キックオフ会」を開催します。「IT25・50」プロジェクトに賛同し、一緒にプロジェクトを推進されたいとお考えの方は、ぜひ、この機会にご参加ください。

公式サイト:IT25・50(http://it2550.net/
ホロス2050(http://holos2050.jp/

日 時:2018年7月2日(月)19:00~21:40(受付開始 18:45)21:00〜21:40 懇親会
場 所:御茶ノ水 デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス 4F カフェテリア(アクセス
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア デジタルハリウッド大学 4F
ご注意)御茶ノ水ソラシティ正面右側「PRONTO」脇の入口から入ります。
JR「御茶ノ水駅」(聖橋口)より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、
丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分
定 員:60名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
参加費:1,000円

この「ホロス2050未来宣言〜IT25・50」プロジェクトは、米国『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリーが著した『<インターネット>の次に来るもの』(原題:『THE INEVITABLE』/服部桂 訳・NHK出版 刊)の12章12キーワードをもとに、「2050年の未来社会“ホロス(Holos)”はディストピアかユートピアか?」というテーマを掲げて、2017年5月から2018年6月にかけて12回シリーズで開催してきた「ホロス2050未来会議」のひとつの成果として最終回の「第12回ホロス2050未来会議 ホロス2050のまとめ/BEGINNING」で発表した「ホロス2050未来宣言〜MEMEXing(メメックスする/記憶を拡張する)」(下記参照)をもとに誕生したプロジェクトです。「ホロス」とはギリシャ語で「全体」を意味する言葉で、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』第12章において「やがて地球全体が、全人類の集合的知能と全マシンの集合的行動が結び付いたもの”=ホロス(Holos)になる未来がやってくるであろう」と述べていることに由来しています。

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ホロス2050未来宣言〜MEMEXing(メメックスする/記憶を拡張する)

2050年、未来社会はどうなっているだろうか?
未来社会は、ディストピアかユートピアか?
私たちは、そうしたテーマを掲げ、『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリーが著した『<インターネット>の次に来るもの』の12章12キーワードをもとに、12回シリーズで「ホロス2050未来会議」を開催してきました。
「ホロス(Holos)」とは、ギリシャ語で「全体」を意味する言葉です。
そして、ケヴィン・ケリーは「やがて地球全体が、全人類の集合的知能と全マシンの集合的行動が結び付いたもの”=ホロス(Holos)になる未来がやってくるであろう」と述べています。
この「ホロス(Holos)」すなわち未来社会が、小説「1984」が描いたような「ディストピア」になるかどうか、それは私たち自身がどう考え、どう行動するかにかかっています。
では、どう考え、どう行動したらいいか?
「MEMEXing(メメックスする=記憶を拡張する)」
私たちは、この言葉をもって、「ホロス2050未来宣言」としたいと思います。
「MEMory EXtender(記憶拡張装置)」
1945年、ヴァネヴァー・ブッシュが提唱したこの「MEMEX」が、今日のパーソナルコンピュータ、およびインターネットのルーツです。
パーソナルコンピュータもインターネットも、本来、私たちひとりひとりの「記憶」を拡張するための装置として誕生し、進化してきました。
ところが今、私たちは、私たちひとりひとりの「記憶」を拡張するか、縮小するか、その分岐点に立っています。
もっと言えば、私たちの「記憶」を消去し、入れ替えようという大きな“力”が台頭し、地球全体を覆い尽くすやもしれない事態に直面しています。
歴史的な事件もなかったことになり、公文書に書かれた事実もなかったことになる。
まさに小説「1984」の世界です。
たとえば、私たちは今、直近の歴史ですら、インターネット上で学び、共有することができません。私たちの「記憶」を消去し、入れ替えるのに、こんなに好都合なことはありません。
では、どうすればいいか?
私たちは、「MEMEXing(記憶を拡張する)」の具体的なアクションとして、ITの25年・50年の歴史(+政治・経済・文化の歴史)をみんなで記録し、ディスカッションする「IT25・50」プロジェクトを提案します。
今年、2018年は、1993年にマーク・アンドリーセンがMosaicを開発し、Webブラウザをベースにした商用インターネットが始まってから25年目にあたります。そして、1968年12月9日(米国時間)、ダグラス・エンゲルバートがマウスを使ってコンピュータと対話した、有名な「The Mother of All Demos/The Demo」を行ってから50年目にあたります。
インターネット商用化25年の歴史とは、一体何であったのか?
パーソナルコンピュータとインターネット、それぞれの50年の歴史とは、一体何であったのか?
ITの歴史とは? 政治・経済・文化の歴史とは?
私たちひとりひとりの「記憶」を拡張し、人々が“力”を合わせて未来社会を創造してゆくには、一体どうしたらいいのか?
現在のインターネットは、まだまだ始まったばかりの<インターネット>(カッコ付きインターネット)に過ぎません。そして、その次にくるものとは、現在のインターネットは比べものにならないくらい、桁違いに優れた本物のインターネットです。
そして、その桁違いに優れた本物のインターネットの時代は、『<インターネット>の次に来るもの』第12章のタイトル「BEGINNING」にあるように、まさに今、始まろうとしているのです。
そこで、私たちはこれから半年間、みんなで「IT25・50」プロジェクトを実行し、2018年12月10日(日本時間)、「The Demo」50周年を祝うとともに、その成果を世界中の多くの人々と共有するイベント「IT25・50バルスの会」を開催したいと思います。
そして、「みんなで“力”を合わせて未来を創るにはどうすればいいか?」というテーマをみんなで考え、実行していくことで、未来社会「ホロス」が、インターネット時代にふさわしい「“集合知”に基づく民主主義社会」になるよう継続的な活動を続けていきたいと思います。

現在の世界の中にホロスの未来について最初の兆候を捉えること。それこそがホロス2050の目指すものなのだ。
The purpose of Holos 2050 is to detect the first hints of our future Holos in the world today.
Kevin Kelly

2018年6月14日 ホロス2050 高木利弘

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ホロス2050未来会議とは?

「ホロス2050未来会議」は、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』(原題:『THE INEVITABLE』/服部桂 訳・NHK出版 刊)の中で予測した未来社会「ホロス」が2050年にどうなっているかを皆で予測し、皆で一緒によりよい未来社会を創造していこうという「未来・予測・創造・プロジェクト」です。2017年5月より12回、「ケヴィン・ケリーの12章」と題した未来会議を開催。毎回、スペシャルゲストを招聘し、その知見を共有しながら、「ホロス」実現に向けたミッションをひとつひとつ具体化してきました。

テーマは「2050年のホロスはディストピアか? ユートピアか?」

■ホロス2050未来会議「ケヴィン・ケリーの12章」

第1章  ホロス2050とは?/BECOMING(なっていく) 2017.5.11開催

第2章  人工知能の現在/COGNIFYING(認知化していく) 2017.6.2開催

第3章  コンテンツ産業の変容/FLOWING(流れていく) 2017.7.18開催

第4章  グーテンベルクの終焉/SCREENING(画面で読んでいく) 2017.9.8開催

第5章  所有権よりアクセス権/ACCESSING(アクセスしていく) 2017.10.17開催

第6章  ポストマネー、ポスト近代/SHARING(共有していく) 2017.11.30開催

第7章  情報過多時代の人生論/FILTERING(フィルターしていく)2017.12.14開催

第8章  さよならシリコンバレー新ビジネス/REMIXING(リミックスしていく)2018.1.11開催

第9章  VRとウェアラブル/INTERACTING(インタラクションしていく)2018.2.15開催

第10章 監視社会とプライバシー/TRACKING(追跡していく)2018.3.8開催

第11章 21世紀の知の行方/QUESTIONING(疑問を生んでいく)2018.5.31開催

第12章 ホロス2050のまとめ/BEGINNING(始まっていく)2018.6.14開催

発起人:服部桂、高木利弘、橋本大也 Senior Maverick:ケヴィン・ケリー

協賛:デジタルハリウッド大学・大学院

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